~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「福井女子中学生殺害事件」(1986年3月) 容疑者、前川彰司さん

1997年11月12日 最高裁第二小法廷、上告を棄却、

有罪判決を確定させた判事は4人

根岸重治氏、河合伸一氏福田博氏、大西勝也氏

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「足利事件女児絞殺事件(1990年5月) 冤罪被害者、菅家利和さん

2000年7月17日 最高裁第二小法廷、上告を棄却、DNA再鑑定を拒否

有罪判決を確定させた判事は5人。

亀山継夫(裁判長)・河合伸一氏福田博氏、梶谷玄氏北川弘治氏。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「東電OL殺人事件」(1997年3月) 容疑者、ネパール人ゴビンダ・プラサド・マイナリさん

2003年10月20日 最高裁第二小法廷、上告を棄却、有罪判決を確定させた判事は5人。

亀山継夫(裁判長)・河合伸一氏福田博氏、梶谷玄氏北川弘治氏。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

福井女子中生殺害事件で“冤罪”決定下した最高裁判事らも大企業に続々再就職

My NewsJapan

三宅勝久

18:56 12/16 2011

http://www.mynewsjapan.com/reports/1532

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 無実を訴え続ける前川彰司さんの再審開始決定(検察側異議申立中)により冤罪の色が濃厚な「福井女子中学生殺害事件」をめぐり、疑惑の有罪判決を確定させた最高裁の判事4人全員が、退官後は三井住友FGや東京海上HDといった大手金融や、大企業と縁の深いアンダーソン法律事務所などに再就職していることがわかった。根岸重治氏は検察捏造型冤罪事件「徳島ラジオ商殺人事件」の無罪判決時の最高検刑事部長でもある。河合伸一氏福田博氏の2人は「足利事件」でも冤罪判決を下した人物だ。でたらめな仕事で国民を苦しめたことなど他人事であるかのように、“冤罪判事”たちは責任を感じるどころか「最高裁OB」の肩書きを下げて堕落した楽勝人生を送っている。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【Digest】
◇再審開始決定も検察が異議申し立て
◇河合氏と福田氏は冤罪の累犯か
◇福井女子中生事件は「記憶にない」と福田氏
◇最高裁判事OBの肩書き下げて“就活”
◇元検事・根岸氏はセントラル硝子監査役に
◇「徳島ラジオ商殺人事件」再審無罪当時の最高検刑事部長
◇三井住友FGに雇われた最高裁判事・大西勝也氏

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◇ 再審開始決定も検察が異議申し立て
 2001年の警察白書によれば、「覚醒罪事案」のうち59%が再犯者だという。もし冤罪を作った裁判官や検事の“再犯率”を調べたらいったいどんな結果になるだろうか――。「福井女子中学生殺害事件」をめぐる再審開始決定の報に接して筆者はそう思った。

 1986年3月、当時15歳だった女子中学生が自宅のアパートで惨殺された。後に「福井女子中学生殺害事件」と呼ばれる事件である。容疑者として逮捕・起訴されたのが、前川彰司さんだった。

 殺していない――

 逮捕から公判にいたるまで前川さんは一貫して否認した。決定的な物証はなかった。アリバイもあった。はたして、一審福井地裁の判決は無罪だった。ところが名古屋高裁金沢支部の控訴審で状況は180度変わる。1995年3月22日、同支部(小島裕史裁判長・松尾昭彦・田中敦各判事)はこう判決を言い渡す。

 「主文、原判決中無罪部分を破棄する。被告人を懲役7年に処する…」

 逆転有罪判決だった。有罪の根拠は証言にあった。「人を殺してしもたんや」などと前川さんが語ったとされる目撃者の証言を検察側は証拠で出してきた。弁護側は「信用性がない」と争った。だが小島裁判長らは検察の肩を持ち証言を証拠採用した。

 前川さんは上告して無実を訴え続ける。だが1997年11月12日、最高裁第二小法廷が決定を言い渡す。

 本件上告を棄却する。――

 目撃証言の信憑性を疑う主張には「単なる事実誤認の主張であって、適法な上告理由にあたらない」と切り捨てた。こうして懲役7年の有罪判決が確定し、前川さんは服役し、刑を終えて出所した。それでも今なお無実を訴え続けている彼の姿そのものが事件の真相を物語っているといえよう。

 再審開始を求める前川さんと弁護人、支援者の声がようやく裁判所に届いたのは、今年11月30日のことだった。名古屋高裁金沢支部が再審開始を決定したのだ。再審開始が決定されるのは容易なことではない。この重い扉が開いた背景事情を、富山県弁護士会長が声明で触れている。

 「…検察官が被告人に有利な証拠を多数保管していたことが明らかになり、これらの証拠が早期に開示されていれば、そもそも有罪判決はありえなかったのではないかと指摘されている…」

 作井康人・富山県弁護士会長は述べている。検察による証拠隠しが疑われ、その証拠が出てきたことが再審の扉を開く力になったというのだ。前川さんに有利な証拠を隠していたということは、すなわち検察は彼の無実を知っていた可能性がある。

 再審が開始されれば無罪が言い渡されることはまず間違いない。だが、名古屋高検は異議申し立てを行った…..この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。

【引用終了】

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「足利事件」菅家さんを獄中に突き落とした最高裁判事たちの豊かな老後

My NewsJapan

三宅勝久

17:46 11/25 2011

http://www.mynewsjapan.com/reports/1526

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【引用開始】

 子どもに好かれた通園バス運転手だった菅家利和さんに「人殺し」の濡れ衣を着せ、17年以上にもわたって獄中に閉じ込めた「足利事件」。罪深い冤罪判決を下した最高裁第二小法廷の判事5人のうち4人は、何のおとがめも受けず、退官後は大企業の役員や大手弁護士法人の顧問、有名私大教授に“再就職”していたことが分かった。人生を破壊された菅家さんなど眼中にないかのように、判事たちは平和で豊かな老後を送っている。昨年3月の再審判決公判で宇都宮地裁の佐藤正信裁判長は菅家さんに謝罪したが、判決を確定させた当時の判事たちからは謝罪の言葉すらない。この5人は、冤罪の疑いが濃厚な「東電OL殺人事件」にもかかわっている。無実の民を陥れた彼らの罪が裁かれない限り、我々もいつ、冤罪で獄中に送り込まれるか分かったものではない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【Digest】
◇冤罪判決出した最高裁5人組のその後
◇DNA再鑑定を――無実の訴えを無視した最高裁
◇元検事の亀山裁判長は東海大教授に
◇東海大大学院就職は「一宿一飯の恩義」から
◇イトマン代理人もやった河合氏
◇「取材には応じていません」と河合氏秘書
◇外務→最高裁→東京海上・西村あさひの福田氏は大忙し
◇「イーグル工業とは昔からの付き合い」の梶谷玄氏

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◇冤罪判決を書いた最高裁5人組のその後
 まず足利事件の経緯について触れておこう。概要は冤罪被害者である菅家利和さんの手記『冤罪』(朝日新聞出版)を読めばよくわかる。

 〈何の前触れもありませんでした。それはまさに人生で最悪の一日でした。決して忘れない、一九九一年十二月一日のことです。〉

 このような菅家氏の告白から同書は始まっている。1990年5月12日、栃木県足利市のパチンコ店駐車場にいた女児(4歳)の行方がわからなくなった。夜になり、女児は付近の河原で絞殺体となってみつかった。約半年後の12月1日、栃木県警は殺人の容疑者として菅家さんを逮捕する。菅家さんにとって「人生で最悪の一日」だった。

 この事件に先立ち、足利市では幼女が殺される事件が1984年と89年に相次いで起きていた。いずれも未解決で迷宮入りしていた。菅家さんを逮捕した栃木県警は、これら二件についても菅家さんを犯人だときめつけ、再逮捕・送検する。3連続幼女殺害事件は一挙に解決。犯人は菅家だ――当時の新聞テレビ通信社は、警察発表を基に「連続殺人犯菅家利和」報道を大量に流した。シロじゃないかと疑った人が、この当時日本中にどれだけいただろう。

 しかし菅家さんは無実を訴えていた。宇都宮地検は最終的に91年の事件だけを起訴した。裏付ける証拠がなかったからだ。

 残ったひとつの殺人事件について宇都宮地裁で公判がはじまったものの、菅家さんの供述は自白と否認の間を迷走する。無実を訴えたと思えば罪を認める。だがまた無実だという――。なぜそんなことになったのか、前掲書に実情が打ち明けられている。菅家さんは一貫して無実を訴えたかった。だが無実を口にするたびに検事や捜査員が圧力をかけた。おまけに弁護人までもが無実の訴えを一向に聞き入れなかった。

 こうした四面楚歌の裁判の結果、無期懲役の判決が下される。弁護団が入れ替わって東京高裁の控訴審がはじまった。弁護人は無実を確信し、具体的な証拠を積み上げて無罪を主張する。しかし裁判官は一顧だにせず、棄却した。ただちに上告し、審議の場が最高裁に移された。1996年5月9日のことであった。

 上告審で弁護側が訴えた争点は主にふたつ。一審の弁護人の弁護が不当で事実審理が不十分だったこと。そしてDNA鑑定の信頼性である。被害者の女児の下着には犯人の男のものと思われる精液がついていた。栃木県警は精液のDNA型を鑑定して「菅家氏のものと一致した」と結論づけた。これに対して弁護側は、鑑定の方法が旧式のもので結果は誤りである、再鑑定すべきだ――と訴えた。

 上告審を担当したのは最高裁第二小法廷だった。判事は5人。亀山継夫(裁判長)・河合伸一・福田博・梶谷玄・北川弘治――の各氏だ。最高裁が結論を出したのは2000年7月17日である。棄却だった。

◇ DNA再鑑定を――無実の訴えを無視した最高裁判決
 無実を訴える菅家さんを文字通り獄中に叩き込んだ判決だが、内容は以下のとおりごく簡単なものだった。実質的に中身はない。

〈…記録を精査しても、一審弁護人の弁護任務が被告人(菅家さん)の権利保護に欠ける点があったものとは認められない。――〉

〈…記録を精査しても、被告人(菅家さん)が犯人であるとした原判決に、事実誤認、法令違反があるとは認められない。――〉

 信頼性に疑問があると訴えた栃木県警のDNA鑑定についてはこう述べている。
〈なお【要旨】本件で証拠のひとつとして採用されたいわゆるMCT118DNA型鑑定は、その科学的原理が理論的正確性を有し、具体的な実施の方法も、その技術を習得した者により、科学的に信頼される方法で行われたと認められる。したがって、右鑑定の証拠評価については、その後の科学技術の発展により新たに解明された事項等も加味して慎重に検討されるべきであるが、なおこれを証拠として用いることが許されるとした原判断は相当である。〉

 検察の言うことを頭から信用して疑おうとしない。「警察のやることに間違いはない」と言っているようなものだ。5人の判事に誰一人としてDNA型鑑定の専門家はいないのだが、「科学」という言葉を繰り返して再鑑定の訴えを退けた。最高裁は反対意見を書くことができる。だが反対意見はひとつもなく、5人全員一致で「DNA再鑑定の必要はない」「菅家は有罪だ」と判断した。

 こうして菅家さんの無期懲役が確定する。以後、2009年6月4日まで引き続き菅家さんは獄中で過ごした。東京高裁への再審即時抗告でDNA型の再鑑定が決定され、「不一致」という結果となって釈放されたのがこの日である。拘留はじつに17年半に及んだ。

 もし当時の最高裁が慎重を期して再鑑定を決定していれば、少なくとも9年の刑務所生活はせずにすんだわけだ。証拠の再鑑定をなぜそれほど嫌がったのか。最高裁の判事たちも菅家さんが無罪であることを薄々でも知っていたからではないか。そんな気すらしてくる。

 そしてここからが本稿の本題である。ひとりの人生を台無しにしておきながら、判決を書いた亀山氏らの退官後の身の振り方が興味深い。以下、5人それぞれに取材を試みた。

 北川氏をのぞいて5人のうち4人が、大企業の役員や有名私立大の教授に再就職して報酬を得ている。刑務所で辛い目をしている菅家さんの境遇と比べてあまりにもお気楽というほかない。

 判事5人と再就職状況は次のとおりである。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

● 亀山継夫(元名古屋高検検事長。最高裁判事1998年12月~2004年2月。退官後、04年4月~09年3月まで東海大学法科大学院研究科長)

● 河合伸一(元大阪弁護士会副会長。最高裁判事1994年7月~2002年6月。退官後は大手弁護士法人「アンダーソン=毛利=友常法律事務所」顧問、阪神阪急ホールディングズ監査役)

● 福田博(元外務官僚。マレーシア大使、外務審議官など。最高裁判事1995年9月~2005年8月。退官後は大手弁護士法人「西村あさひ法律事務所」所属弁護士。東京海上ホールディングズ監査役)

 梶谷玄(弁護士。元大阪弁護士会会長、日弁連副会長。最高裁判事1999年4月~2005年1月。退官後にイーグル工業監査役、NOK監査役)

● 北川弘治(元判事、福岡高裁長官など。1998年9月~2004年12月まで最高裁判事。民間企業等への役員就任などはなし)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【引用終了】

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Related Posts

関連記事

Tags: , , , , , , , , , , ,

3件のコメント on 【転載:“冤罪判事”たちの優雅なセカンドライフ】刑務所で辛い目にあってきた冤罪被害者の境遇と比べて、あまりにもお気楽というほかない。12/16,11/25 My News Japan,三宅勝久氏の記事より

  1. Name より:

    平成23年12月17日「冤罪と捜査~知られざる日本警察」1(YouTube)
    http://www.youtube.com/watch?v=WXmgB8ZEF2g

  2. Name より:

    7・16再審開始決定報告集会(無実のゴビンダさんを支える会)
    http://www.jca.apc.org/govinda/act/20120716.html

  3. Name より:

    一審無罪のゴビンダさんを再勾留し、逆転有罪にした東京高裁の誤りを正さずに、再審無罪はありえません。(要請書)
    http://www.jca.apc.org/govinda.....1kosai.pdf

コメントを残す

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)