【山崎ジャーナル:冤罪被災者のきもち-16】
海江田さん、国民の安全・安心より、経産省と業界の既得権益優先の「原発“再開要請”」ですか?
-コト初めの第一弾は、佐賀・玄海プルサーマル原発行脚ですか?
福島第一原発事故でさえ、未だ収束のメド立たず、放射性物質たれ流しの犯罪的汚染を世界にもたらし、それでも、本心で「万一の場合でも、国が責任を持てる」と信じて、本日、玄海村長と佐賀県知事に、安全を確約なさったのでしょうか?
玄海原発はプルサーマル、事故が起きて放射能漏えいしたら、西日本の農・魚業と土壌、大気が全滅の可能性大。住民の被ばくも、福島を超える甚大な被害が予想されます。
次回はもう、「想定外」の詭弁と隠蔽と言い訳は、許されません。世界が許しません。
そうなったら、日本はお終い。
もう、どこにも避難場所は見出されず、流浪の民となることでしょう。
それでも、国と原子力業界は、責任を持てると言い張るのでしょうか?
国も、経産大臣も、総理大臣でさえ、誰一人、責任を取ることができない致命的カタストロフィーが、放射能汚染による遺伝子・染色体破壊の犯罪的属性なのです。
66年前、アメリカによってもたらされた核爆発による放射能汚染と民族絶滅の危険性と同様のリスクを、このたびは日本政府が、領民と地球市民全体にもたらしている事態の深刻さを、政府・民主党と経産省、電気事業連合は理解しているのでしょうか?
(山崎淑子の「生き抜く」ジャーナル:冤罪被災者のきもち16→以下につづく)
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【山崎ジャーナル-16: 以下、つづきです】
■「安全よりも経済優先」-6/18(土)の海江田経済産業大臣の、急ぎすぎる安全宣言に知事ら、猛反発。
→このニュースが報じられてから11日目の本日、6月29日午前、海江田経産大臣が「原発再開を求める要請を自治体へ伝えるために、玄海原発地元の村長を訪問。続いて佐賀県庁を訪れ、県知事と面談」との報道が、昼前のニュースから流れています。
海江田さん、ご存知の通り、私は東京1区の有権者として10年前から、あなたを応援してまいりました。初めてお会いしたのは、2002年11月に都内ホテルで開催された支援者パーティーでしたね、
最後にお会いしたのは、2009年8月30日の総選挙投票日の前日、熱気あふれる大臣の四谷事務所と、JR四谷駅前の応援演説、街頭宣伝カーの前でした。最後の路上“握手会”で、あなたは鳩山由紀夫さん、蓮ホウさんに続いて支援者と握手しながら、近づいて来られました。
握手の順番が来た私が、「“国民の生活第一”を実現する改革のために、共に頑張りましょうね!」とお声掛けすると、海江田さんは微笑みながら、力強く「そうしましょう!」と、握り返して下さいました。
その夜、四谷に集った私を含む大群衆と支援者は皆そろって、民主党が掲げる政治・行政改革とマニフェスト実現への期待に胸躍らせ、盛大な拍手と大歓声で応援したものです。
ーあれから、約1年10カ月後の今年、6月18日(土)。私は同じ、四谷へ足を運び、晴れて大臣の椅子を手にした海江田事務所をお訪ね致しました。
しかし、どうしたことか、今回は招きいれられることも歓迎されることもなく、同じ事務所の郵便受けに「脱原発への国策転換」要望書を投函するだけしか許されない、50人弱のパレード一員として、6月18日、雨降る土曜日の午後に、寂しく四谷駅に集合しました。もっとも私は歩行困難のため、四谷駅ビルで待機。大臣が不在の事務所を、文字通り訪問した1団には参加しておりませんでしたが。
この日のデモのスローガンの中に、「“原発推進”大臣要請を撤回せよ!」という抗議がありました。同日午前の経産省における大臣の、「原発推進、大臣要請」を発表した記者会見を受けて、要請に反対した意思表示でした。
この日の有権者による嘆願が、海江田さんへ届かなかったのは明白のようです。
本日、6月29日の午前、大臣自ら佐賀県を訪問し、地元自治体へ「原発再開」要請をされたという、報道がなされました。
たいへん残念です。
誤った国策を改革し、「国民の生活を第一に」変革してもらいたい一心で、有権者は、与謝野さんではなく海江田さんへ投票し、希望を託して選出したのです。
次なる原発事故は、地震や津波などの天災がきっかけではなく、「テロにより起こりうる可能性がより高い」とハーバード大学の研究者は最近、警告を発しています。
(参照) 110624 テロでの放射能汚染?
海江田さん、原発を全炉、急いで廃止しないと、取り返しがつかないことになりますよ!
国土を放射性物質で汚染させ、国を荒廃させ、経済と産業と自然環境を滅ぼし、国民に健康被害を拡大させ殺すために、あなたを選んだわけではありません!
親愛なる海江田大臣、
どうか政権交代の原点に還って、いかなる政策が「国民の生活が第一」の党是実現となるかを、改めて熟慮し、反省の上で、ドラスティックなエネルギー転換政策を断行してください!
LNGガス輸入拡大による火力発電の比率を高め、その一方で、多様な代替エネルギーへシフト転換すれば、全原発を即時、稼動停止しても大丈夫ですよ。
これによって、さらなる原発テロや放射能漏れ事故、人災やサボタージュによる汚染被害拡大を回避することが可能です。
日本の国土と領民を守れる、最後の砦があなた、海江田大臣のご英断にかかっているといっても、過言ではありません。
目前に迫る米国債券デフォルトのリスク、それに続く米国ソブリン・リスクなど、世界が直面している米欧ソブリン危機を前に、事態はそれほど、ひっ迫しているのです。
目を覚まして下さい!
官僚と原子力業界の既得権益から脱却し、国家存亡の瀬戸際を迎えた今夏、国民の利益のために働く経産省への脱却を果たせるよう、今こそ、強力なリーダーシップを発揮されて下さい。
2011/06/29 16:06 【山崎淑子 記】
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@toudenmaeaction 東電前アクション より転載:
■「経済産業省、資源エネルギー庁、安全保安院の原発推進3者が“安全管理”の執行機関である矛盾と不幸。安全を監視する機能が果たせるわけがない」。
■高額な不具合、トラブル相次ぎ停止の繰り返し。
■2002年、当時の福島県知事・佐藤栄佐久氏が振り返る。
「福島第一・第二原発で事故や壁のひび割れなど、されたにもかかわらず通産省と保安院は2年間も放置」→またしても、原子力業界の隠蔽体質が明らかになる。
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【関連事実】
■ストロンチウムが地下水に漏れている「チャイナシンドローム」事実を、株主総会を前に隠蔽。
どうにもならない核エネルギーを管理・制御できない現状に、収束の出口が見えない。
■原発はトイレがないマンション。
→遅かれ早かれ、放射能の汚水、汚泥と危険な放射性廃棄物が、ニッポン全国に溢れかえって汚染が深刻化し、住めない場所になってしまう危険性。
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fuku00011 Yumiko より転載