http://gendai.net/articles/view/syakai/130123

 福島第1原発の作業員のうち29人が21日未明までに、通常の被曝(ひばく)上限である100ミリシーベルトを超えたことが分かった。東電社員が26人で、協力企業は3人。宿舎としているJヴィレッジ滞在時は積算していないから、本当の被曝量はもっと多いはずだ。
 厚労省は3月に原発事故対応に限り、上限を250ミリシーベルトに引き上げている。今のところ特例の上限に達した作業員はいないというが、作業開始から1カ月あまりで約30人が通常の上限を超えたとは驚きだ。
 1カ月で100ミリシーベルト超ということは、2カ月ちょっとで特例の250ミリシーベルトに到達する計算だ。現場の作業にあたるのは、2カ月程度が限界ということになる。
 現在のペースで作業を続けていくとしたら、2カ月ごとに30人が現場を離れなくてはならない。東電が発表した工程表によると、「冷温停止」まで6~9カ月かかるという。そのころには百数十人の作業員が現場から去っていることになる。
 果たして、それで現場は回るのか。
「福島第1原発に滞在する作業員は、日によって変動しますが約250人です」(東電関係者)
 毎朝、バスで現場に到着する作業員もいるから、実際に作業にあたるのはもう少し多いが、1日に必要な人の半分がいなくなるのだ。しかも、「被曝量が増えているのは、外すことができない経験豊富なベテラン」(事情通)とみられるから深刻だ。必要な人材が次々にいなくなれば、工程表は崩壊してしまう。原発の暴走を止めるのは不可能で、現状の維持すらできなくなる。
 いよいよ事態は絶望的だ。

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