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左派リベラル視点からの「戦後レジーム」脱却論の誕生
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従来の護憲派がバー ジョンアップして論戦なければ、
「より悪い」改憲が現実のものとなって
日本は永久に米国の軛のもとに置かれる。
護憲神話、安保神話にとらわれている人は読まないほうがいい。
しかし、真実を知りたい人はぜひ読むべき。
左派リベラル視点からの「戦後レジーム」脱却論の誕生であり、
保守派も刮目して読むべきである。
2014/10/24 書評 bilderberg54
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孫崎 享@magosaki_ukeru 2014年10月03日(金)
私の『戦後史の正体』の編集者で、「戦後再発見双書」の責任者である矢部宏治さんが本を書きました。『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(集英社1200円)10/24発売。3分の1無料立ち読みもやっているそうです。http://ow.ly/C6wfH
posted at 20:00:25
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◆『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』矢部宏治・著
集英社インターナショナル
Amazon.co.jp
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◆『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』矢部宏治・著
集英社インターナショナル
http://www.shueisha-int.co.jp/archives/3236
定価:¥1,200(本体)+税
発売日:2014年10月24日
発行:集英社インターナショナル(発売:集英社)
ISBN:978-4-7976-7289-3
【ウェブ立ち読み】http://www.shueisha-int.co.jp/pdfdata/0236/nihonhanaze.pdf
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【引用開始】
日本の戦後史に隠された「最大の秘密」とは何か?
その謎を解き、進むべき未来を提示する。
●なぜ、日本の首相は絶対に公約を守れないのか?
●なぜ、人類史上最悪の原発事故を起こした日本が、
いままた再稼働に踏みきろうとしているのか?
●なぜイラクから戦後8年で撤退した米軍が、2014年の今、
沖縄で新たな基地を建設し始めているのか?
不思議なことばかり起こる現在の日本。しかし、あきらめてはいけません。
過去の歴史、なかでも敗戦から独立までの6年半の占領期を見直せば、そうした矛盾を生みだす原因が、あっけないほど簡単に理解できるのです。
秘密を解くカギは、「昭和天皇」「日本国憲法」「国連憲章」の3つ。
さあ、あなたもこの本と一緒に「戦後70年の謎」を解くための旅に出て、日本人の手に輝ける未来をとりもどしましょう。
大ヒットシリーズ「〈戦後再発見〉双書」の企画&編集総責任者が放つ、「戦後日本」の真実の歴史。公文書によって次々と明らかになる、驚くべき日本の歪んだ現状。精緻な構造分析によって、その原因を探り、解決策を明らかにする!
【引用終了】
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◆ダイジェスト版『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』矢部宏治・孫崎享 対談
https://www.youtube.com/watch?v=VuijmqKaN18
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Published on 8 Oct 2014
『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(集英社インターナショナル 1200円+税)の刊行を記念して、著者の矢部宏治氏と元外務相国際情報局局長の孫崎享氏に対談していただきました。こちらはダイジェスト版です。47分バージョンは、
http://youtu.be/cBFE2dWTVQg?list=UU7s…
からご覧いただけます。
本は10月24日に全国書店にて発売されます。詳細は、集英社インターナショナルの紹介ページ、
http://www.shueisha-int.co.jp/blog/?p…
をご覧ください。
ウェブ立ち読み→http://www.shueisha-int.co.jp/pdfdata…
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◆『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』矢部宏治・孫崎享 対談
https://www.youtube.com/watch?v=cBFE2dWTVQg
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Published on 8 Oct 2014
『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(集英社インターナショナル 1200円+税)の刊行を記念して、著者の矢部宏治氏と元外務相国際情報局局長の孫崎享氏に対談していただきました。
本は10月24日に全国書店にて発売されます。詳細は、集英社インターナショナルの紹介ページ、
http://www.shueisha-int.co.jp/blog/?p…
をご覧ください。
ウェブ立ち読み→http://www.shueisha-int.co.jp/pdfdata…
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◆ダイジェスト版『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』矢部宏治・孫崎享 対談
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字幕:
『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』
刊行記念対談・矢部宏治×孫崎享
孫崎:今日はこちらに本があるとおもいますけれども、
『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』
(なぜ矢部さんが、、、)
矢部さんとの関係を少し話させていただこうと思います。
ご存知のように私の『戦後史の正体』、これ22万部ぐらい売れたわけですけれども、
この編集者が矢部さんなんです。
矢部:そもそもの発想は、この本(「戦後史の正体」)がベストセラーになっていく
過程ですごくおもしろいTweetツイートが来たんです。
なんて書いてあったかというと、
「3.11以降、日本人は大きな謎を解く旅をしている」っていうツイートなんです。
孫崎:はぁー、なるほど。
矢部:それを聞いたとき、ほんとうに「胸にささった」っていうか、
孫崎:はぁー、
矢部:たしかにそうなんですね。
皆さんご存知のとおり、人類史上最悪の原発事故をおこして、
まだ何も解決しないで、被害が広まっているのに、再稼動しようとしてる。
孫崎:そうですね。
矢部:今、沖縄の辺野古では、日本の税金で、新しい外国軍基地を作ろうとしている。
孫崎:そうです。
矢部:どうして、そういうことがおこるのか。
それを、とにかく、もうぎりぎりまで追い詰めていってみようと、思ったんです。
・・・略・・・
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◆日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか
単行本(ソフトカバー)
– 2014/10/24
矢部 宏治 (著)
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【転載開始】
○内容紹介
なぜ戦後70年たっても、米軍が首都圏上空を支配しているのか。
なぜ人類史上最悪の事故を起こした日本が、原発を止められないのか。
なぜ被曝した子どもたちの健康被害が、見て見ぬふりされてしまうのか。
だれもがおかしいと思いながら、止められない。
日本の戦後史に隠された「最大の秘密」とは?
大ヒットシリーズ「〈戦後再発見〉双書」の企画&編集総責任者が放つ、「戦後日本」の真実の歴史。
公文書によって次々と明らかになる、驚くべき日本の歪んだ現状。
精緻な構造分析によって、その原因を探り、解決策を明らかにする!
<目次>
PART1 沖縄の謎――基地と憲法
PART2 福島の謎――日本はなぜ、原発を止められないのか
PART3 安保村の謎(1)――昭和天皇と日本国憲法
PART4 安保村の謎(2)――国連憲章と第2次大戦後の世界
PART5 最後の謎――自発的隷従とその歴史的起源
○内容(「BOOK」データベースより)
なぜ、戦後70年たっても、米軍が首都圏上空を支配しているのか?なぜ、人類史上最悪の原発事故を起こした日本が、再稼働に踏みきろうとするのか?なぜ、 被爆した子どもの健康被害が、見て見ぬふりをされてしまうのか?なぜ、日本の首相は絶対に公約を守れないのか?だれもがおかしいと思いながら、止められな い。日本の戦後史に隠された「最大の秘密」とは?
○カスタマーレビュー
左派リベラル視点からの「戦後レジーム」脱却論の誕生であり、保守派も刮目して読むべき
投稿者 bilderberg54 :
投稿日 2014/10/24
孫崎享氏の「戦後史の正体」や沖縄基地ガイド本をすでにプロデュース・執筆した、矢部宏治さんの新刊。
この矢部プロデュース本の中には、他にも前泊博盛氏による日米地位協定解説本や吉田敏浩、新原昭治、末波靖司らによる砂川裁判と日米密約交渉の本がある。したがって、じつは私はこの本はその総集編のようなものではないかと思っていた。
つまり、日米地位協定の不当さ、それに加えて日米原子力協定の不当さを訴える本だろうと思っていた。
と ころが、そうではなかった。この本の本当のテーマは、安倍晋三首相が基地と原発の問題の本かと思いきやさにあらず。これは憲法の本だった。矢部氏は憲法9 条を金科玉条のごとく崇め奉る戦後左翼リベラルの考えについて、一定の評価を見せつつも「それは戦術論でしか無い」(181ページ)と今やその時期ではな いと述べている。日本は憲法9条を盾にアメリカの再軍備要求に抵抗するべきだという「戦術」はもう通用しないのだという認識に著者の矢部氏は立っている。
日 本の安全保障政策をめぐるムラ社会的な発想は保守派や外務省の日米安保村にあるだけではない。日本には「絶対護憲主義」を掲げるリベラルの護憲ムラがあ り、保守の安保ムラがあるということである。そして、両者は巨大な壁で隔てられている事がわかる。それが日本人の手で国の形を決めさせない要因である、と この本は後半で力説する。
石原慎太郎と孫崎享という左右の両論客が問題視する「日米地位協定」を否定するには、フィリピン憲法のように「外国軍隊駐留を否定する改憲が必要」と説いてある。
日 本にとって必要なのは、個別的自衛権肯定、次に外国軍基地を否定し、外国軍が駐留するなら自国軍の基地の共同使用であるべきというような国際社会並みの駐 留条件としていくべきである、と述べている。さらに、日本の安全保障政策を縛っている根源は国連憲章の敵国条項(国連憲章107条)であるとし、その敵国 条項を死文化させるには、同じく枢軸国のドイツが行ってきたように、近隣諸国との和解を行動で示すことで実現せよ、と具体的に解く。
この点で、矢部氏は安倍晋三の復古的な歴史観を否定し、未来志向でアジア諸国における日本の位置を確保する政治家の出現に期待している。
こ の本は「リベラル派が大きく変わらなければならない」という決断を迫るマニフェストである。その理由は日米安保や日米地位協定といった二国間協定だけのた めに、日本がアメリカの属国になっている理由ではないという点にある。そのことを矢部氏は本書の後半で書いているのだ。
有り体に言えば、 この本は「大西洋憲章→連合国憲章→ポツダム宣言→日本国憲法→サンフランシスコ講和条約→安保条約→新ガイドライン」という国際法解釈を徹底的に駆使し たジョン・フォスター・ダレス元国務長官が確定させた「日本占領」を、リベラル側が主導する改憲により一部断ち切り、国連憲章における敵国条項を周辺諸国 との融和を通じ廃止する、という提言をしているのである。
この本の後半の謎解きで誰もが驚くのは、日米安保条約も日米地位協定も、大西洋 憲章からながれるアングロアメリカンの戦後秩序構想から発する、ダレスの描いた壮大なグランドデザインの一部にすぎなかったという事実だろう。この本は、 大西洋憲章、ポツダム宣言、国連憲章、サンフランシスコ講和条約などの国際条約に仕込まれた、巧みな「適用除外」規定の意味を読み破ることで明らかにして いるという点だ。
このダレスの仕掛けた罠から抜け出すには、憲法を変えるしか無い。憲法を変えてもそれで全てうまくいくわけではないが、ドイツの戦後の歩みに学ぶならば、それ以外にこの隘路から抜け出す方法はない、ということを矢部氏は強く示唆している。
だから、これはリベラル派に「大きな決断」を求めているとも言えるのだ。土井たか子に代表された護憲派は今や絶滅しつつある。そこで、リベラル派が変われるか。ここが正面から問われる時代になった。
実はわたしは矢部氏にお会いしてこの本について話しあった時、「従来の護憲派から強く批判された」という話を伺った。その話を聞いて、いかにこの本の出版が重大な意味をもつのかがわかると思った。
彼 らのどれだけが、この「右45度旋回」 を決断し、自主憲法論の議論を対米従属派の改憲論とたたかわせるか分からない。しかし、少なくとも安倍政権が改憲を日程に載せた時に、従来の護憲派がバー ジョンアップして論戦なければ、「より悪」改憲が現実のものとなって、日本は永久に米国の軛のもとに置かれるだろう。
「憲法による死」を憂えて「日本永久占領(さらば吉田茂)」という本を世に問うて死んでいった、片岡鉄哉・スタンフォード大学フーバー研究所研究員と矢部氏は目指すべき方向性や立ち位置では全く反対側にいるものの、改憲をめざすという方向性は同じだ。
こ の本を読むとどうしようもない絶望感にさいなまれるとともに、同時に、国連憲章まで出てきたら、私達は「もうこれ以上の秘密はない」というかすかな安堵感 が得られる。戦後秩序の土台になっているのはこの国連(連合国)憲章であるからだ。おそらくはその事実の発見と周知徹底に微かな希望があるのだろう。
だから、これまでの安全保障論や国家戦略論が不十分であったのは、今回の矢部氏の国連憲章における日本の位置づけという問題を含めて、全体を俯瞰的に眺める 事ができない議論ばかりが横行していていたためであることも分かった。世界秩序はその設計者の意図を理解しなければならないのであって、日米安保の場合 は、米国の国務長官であり、ロックフェラー財閥の弁護士であるダレスの意図を根源までさかのぼって解きほぐしていくということが必要不可欠なのだ。
護憲神話、安保神話にとらわれている人は読まないほうがいいだろう。
しかし、真実を知りたい人はぜひ読むべきである。左派リベラル視点からの「戦後レジーム」脱却論の誕生であり、保守派も刮目して読むべきである。
見える世界が違ってくる。
【転載終了】
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Tags: 国連憲章, 孫崎享, 日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか, 日本国憲法, 昭和天皇, 矢部宏治
東京都:『イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘』特別上映会(クリスチャントゥデイ)
http://www.christiantoday.co.j.....w-cake.htm
矢部宏治氏の著書を一気に読ませてもらいました。
言葉も出ません。
今後この国をどうやったらまともな国に戻すことが出来るんでしょう?
どうやったらイラクの老人のように、「出ていけ」と叫べれるんでしょう?
だって今私が叫んでも、誰が叫んでも、この国の官僚は押しつぶしますよね。
いや、別に押しつぶす必要もないのですね。知らん振りしていればいいんですから。
ふ~ぅ、あ~ぁ、考えが浮かびません。