【権力の私物化 – 森村誠一公式サイト 】
朝日新聞2014年5月10日付掲載の原文から一部転載します
(全文→ http://morimuraseiichi.com/ )
さすが森村先生!必読記事です。
一部抜粋しますので、全文はこちらの公式サイトへ→
http://morimuraseiichi.com/?p=18374
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【貼付転載開始】
権力の私物化
安倍政権の暴走は、ますます激しくなっている。護憲派、改憲派それぞれの理論を聞いていると、双方共に尤もな論陣を張っている。私は護憲派であるが、
①首相に都合のよい独断人事から始まって、
②改憲をし易くする96条改定、
③特秘法強行採択、
④原発再稼働、
⑤集団的自衛権行使容認、
そして最高権限を振りかざして、閣議前の素案断行などを見ていると、ふとおもい当たることがあった。
それは世界に悪名高い各国独裁者たちの言動と実によく似ていることである。
彼ら独裁者は、国民や国家のためではなく、自分の権力を拡大、維持、本人の私的執念を実現するために、権力を私物化している。
戦争は国民から基本的人権を悉く奪い、勝敗がつく前に大量の国民の命が失われ、生存者も恐怖政治の下、精神を統一されている。
(中略)
そして総理も与党のほとんども、戦争を体験していない。
安倍総理は、国民や国のためではなく、個人的な信念を貫こうとしているのではないかと疑念を抱かせる。
―朝日新聞 2014年5月10日付掲載の原文より抜粋―
【貼付転載終了】
自民党の政治資金の、源流
「自民党は、ナチス・ドイツの日本支部として、CIAの日本支部として創立された」
現代に生き残ったナチス組織であるAIGの重役であったピエール・グースランは、クレジットカード会社のアメリカン・エキスプレスの会長であり、このアメックスはヘンリー・キッシンジャーの経営する企業である。
ミャンマー・中国国境の世界第2位の麻薬生産地帯は、このアメックス=キッシンジャー・アソシエーツ社によって「経営」されている。
第二次世界大戦中、日本軍部において、この中国産麻薬を扱っていたのが岸信介(2014年現在の安倍首相の祖父)、佐藤栄作(岸信介の兄弟)、そして吉田茂(2014年現在の麻生太郎・副首相の祖父)といった、歴代の自民党の中心人物達であった。
自民党の創立資金を拠出した児玉誉士夫が、このAIG=アメックスに「直結」していた事実は、日本政界に中国・ミャンマー国境の麻薬資金が流入する、政界資金の動きを示していた。