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◆《 一番の武器は知ること! 》
http://www.youtube.com/watch?v=bPaG5s6G-nY
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公開日: 2012/11/26
《 一番の武器は知ること! 》 これを伝えたいためにアップしました。 ボケボケ詐欺に引っかかっていることも気付かずに、テレビの情報を鵜呑みにしているボケた人たちを減らしたい。 そのボケの裏側では、たくさんの方たちが亡くなっています。 http://www.youtube.com/watch?v=1kRdbz… http://www.youtube.com/watch?v=3qSaXl… http://www.youtube.com/watch?v=YSwY_H… いろんな方の情報をチェックしました。 上杉さん、岩上さん、フルフォードさん、副島さん・・・ など。 そして一番整合性がとれていると感じたのは、リチャード・コシミズ氏でした。 ブログもやられてますが、政治的な基礎知識がないと難しいです。 http://richardkoshimizu.at.webry.info/ 講演会の動画です。 http://dokuritsutou.heteml.jp/newvers… とにかく、ボケボケ詐欺に引っかかっている人は、早く気付いてほしい。 20121119
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◆「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 (角川oneテーマ21) [新書]
重信 メイ (著)
価格:¥ 820
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【引用開始】
◆カスタマーレビュー
■「アラブの春」の本質はメディア戦争だった? 2012/10/13
By 仮面ライター(新書派)
シリアやリビアがいったいどうなっているのか、マスコミ報道だけではよくわからず、もどかしさを感じていた。
「アラブの春」の正体。時機を得た刊行といえるだろう。著者の来歴の特殊さから期待半分、不安半分で読んでみた。
読み始めの印象としては、かなりノーマル。特に感情に棹差すことなく、著者の知り得たことが比較的たんたんと記述されていく。
記述内容は平易。わかりやすさを心がけて書いたのだろう。高校生でも理解できるレベルだ。
大手メディアでは、とかくエジプト革命が話題になったが、「アラブの春」の鳴動は、チュニジアや湾岸諸国など周辺の様々な国々で起こっていた。規模は小さかったがサウジやカタール、オマーンでもデモがあり、死者が出たという(こうした動きをマスコミは黙殺している)。
著者は、チュニジアやエジプトと、リビアでは「革命」の性質がまったく違うと強調する。
リビアのカダフィには「アフリカ合衆国構想」があり、金本位の地域通貨をつくる動きがあった。それを阻止しようとしたNATO軍はインフラを空爆し、政権崩壊後の外国資本参入の素地をつくったというのだ。カダフィのリビアは、世界最大級の福祉国家だったという話には、思わずうなってしまった。
国際世論は日々、シリアのアサド政権の「暴政」に批判を高めているようだ(少なくとも大手メディアはそういうイメージを醸成している)。日本の新聞報道でおかしいと思うのは、反政府勢力が発信する情報ばかりで紙面が埋められていることだ。政府側の言い分はまず報道されていない。評者としては明らかな偏向報道と思っていたのだが、やはりシリアの内戦は”持ち込まれたもの”という色合いが濃いようだ。
著者によれば、シリアに関する報道は意図的に編集されている。また、デマがネットに流され、既成事実のようになっている。政府軍が一般市民を虐殺したというニュースが流れるが、実態は反政府勢力が虐殺し、政府の蛮行に仕立て上げている場合もあると指弾する。反政府勢力はサウジやアメリカなど外国筋とつながっているようだ。【参考記事→121118 シリアの真実『反体制の製造』】著者はさらに、アメリカがシリア内戦に介入する目的についても推究する。
ところどころ痒いところに手の届く記述がなされているので、興味を削がれることなくすんなり読破できた。
フェイスブックによって革命が起こった経緯、革命後のチュニジアの選挙で保守派のムスリム同胞団が勝利したわけ、裕福な産油国というイメージのバーレーンの意外な実態、シーア派とスンニー派の違いと各国での力関係、アラブ・ナショナリズムの性質(=排除の論理がない)などなど、本書を読んで初めて知り得たことが目白押しだ。
イスラム教の思想の中には社会主義的要素があるという著者の言説は、もしかすると慧眼かもしれないと思った。ラマダンには、自分がいくら裕福であっても、貧しい人の気持ちがわかるように断食を経験するという意味もあるとか。
他にも、サウジに奴隷制度があるという話には驚愕した。現在進行形の話である。ただ、この話からはどれくらいの隷属度があるのかがわからない。もう少し展開したほうがいいだろう。
率直に言うが、内容的に物足りなさを感じたところもかなりあった。それは、抽象的な指摘で終わっている事項が少なからずあることに起因しているからだろう。たとえば、「政府が腐敗している」という記述が繰り返されているが、実例がほとんど書かれていない。チュニジアの工業都市の「労働条件が悪すぎる」(P43)とあるが、統計データはいっさい示されていないし、いったいどんな労働なのかの描写もまったくない。
イライラ感が募るほどではないが、文脈的なつじつまに疑問符がつく頁がある(特に、P77の「いま日本で~サポートしていました」は意味不明)。正しい日本語を使えば、もう少し明確な言い回しができるはず(あとがきを読むと、本書の記述にはライターの協力があったことが窺えるが、何のための「尽力」なのか)。
ともあれ、本書を読んで、メディア・リテラシーを磨く必要性を、改めて感じた。
アラブの話は日本と無関係ではない。
■アラブ世界に対する日本人の偏見をぶち破る 2012/10/30
By 小関博
2010年から始まった「アラブの春」についての、重信メイという独自の個性だからこそ書き得た総括とも言える本である。この本はアラブ世界の日本人が持っているイメージを衝撃的に変える本である。その中には私たち日本人の認識が微妙にずれてしまっているものも含まれる。たとえば、アルカィーダやイスラム同胞団という組織など。
彼女の伝える「アラブの春」は我々日本人が西側の報道機関を通じて知るものとはかなり違っている。どうやら西側の報道機関はプロパガンダ機関に成り下がってしまっていたようだ。アルジャジーラもまた今回の「アラブの春」の報道では今まで築き上げたブランドをすっかり台無しにしてしまったと重信メイはいう。
チュニジアで始まった「アラブの春」はアラブにとってどういう意味を持ったのか、彼女はアラブの国一つ一つについて語っていく。チュニジアやエジプトとリビアでは「アラブの春』と言っても意味は全く違うのだという。アラブの世界は本当に複雑だということがこの本からは伝わって来る。
エジプトの「アラブの春」は民衆革命であったが、いざ革命は成し遂げてみると出来た政権は民衆が求めていた政権からは遠く不満だけが残った。しかしそれでも今回の革命はエジプトにとって前進には違いない。しかしリビアはどうか。こちらは本当に民衆が求めた「アラブの春」だったのか。リビアにも「アラブの春」がなかったわけではない。カダフィーのリビアに問題がなかったわけではないからだ。しかしリビア政府の崩壊やカダフィーの暗殺は実際には「アラブの春」が利用され横取りされた内戦だったという。
シリアでは今も内戦が続いている。シリアに関する報道は反政府側に一方的に肩入れして報道機関自体がシリア政府の転覆を狙っているかのごとくである。そのこと自体最近徐々に知られるようになっては来たが、今も基本的にはその報道姿勢は変わっていない。レバノン生れの著者はそれが故の独自のネットワークで実際に起きている事実の真実を明かしている。彼女は友人、知人だけでなく政治犯として刑務所に入っている人間にまでインタビューする。貴重な第一級の情報だ。
私はぜひ一人でも多くこの本を読んでもらいたいと思っている。というのはアラブ世界の出来ごとは日本にとって無関係ではないからだ。それどころか世界の外交は中東をめぐって動いている言っても過言ではない。間違った情報を取り込んでしまうことは国家の命取りだ。そして情報は政府だけが知っていれば良いという話ではない。国民レベルで出来るだけ多くの人が正確な情報を得ることが重要なのである。
プロパガンダを信じてしまうこと、それはメディア戦争を一方的に仕掛けられ操られてしまうことを意味する。「アラブの春」にはメディア戦争の一面があった。
関連文献
【引用終了】
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「アラブの春」の偽り
【参考記事 リンク集】
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Tags: 「アラブの春」の正体, アフリカ合衆国構想, 地域通貨, 重信メイ, 金本位制