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孫崎享氏インタビュー「『戦後史の正体』を読み解く 第1夜」

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岩上「この『戦後史の正体』とは?」

孫崎「日本には日本の国益を考える人達がいた、そして、その人達はことごとく潰されてきた

孫崎「あまりにも、日本人は事実を知らない。1945年の9月2日のミズーリ号での降伏文書調印の場でかけられている星条旗は、ペリー来航時のもの。この流れが、菅の『第三の開国』発言につながる

降伏文書には『米最高司令官にすべて従う』と。米国はこの時、

公用語を英語に、

通貨を米国の軍票に、

裁判権を米国に

という条件を認めるよう指示」

「普通はこの条件をのんでしまう所だったが、これを米国側につっぱねて、破棄させたのが、重光葵彼は日本を守った英雄として銅像がたてられても良いところだが、彼は公職追放に」

・・・略・・・

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岩上「アーミテージの権威は失墜B級の人間に日本の利権支配にしがみついている。これを未だに日本の大手マスコミや財界がありがたがる.

今日本に核を持たせようとしているのは米国のタカ派。中国の核と相打ちさせようという戦略

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孫崎「増税のまやかし。1985年から、高額所得者と法人税が減った。現在の高額所得者の税と法人税を、1985年の水準に戻せば、事足りてしまう。増税は必要ない。これを国民は知らない」

1985年の中曽根政権。3つのことが起こった。1つ、財政政策で、金持ち&企業優先にシフトした。2つ、外交路線が対米追従に。3つ、労働組合。御用組合である連合に変化」

岩上「この時期は、超円高とプラザ合意

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孫崎「ペリーは、西に延びる権益確保のために来た。創刊時のNYタイムズには『日本は鎖国の壁の中に宝物を隠す権利はない』と書かれている。TPPはこの延長線上にあるもの」 

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孫崎享氏インタビュー「『戦後史の正体』を読み解く第1夜」

録画日時 : 2012/08/23 18:21 JST

http://www.ustream.tv/recorded/24903934

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Video streaming by Ustream

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◆IWJ 実況ch1  IWJ_ch1

2012年08月23日(木)

http://twilog.org/IWJ_ch1/date-120823/asc

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【引用開始】

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孫崎享氏インタビュー「『戦後史の正体』を読み解く 第1夜」開始。

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岩上「孫崎氏にはDeep Nightでは、911に関わるウィルソン事件についても言及していただいた。ウィルソン氏は、イラクに大量破壊兵器があるというのは嘘だった、とNYタイムズに寄稿した」

孫崎氏「これに怒った米国エスタブリッシュメントはCIAであったウィルソン氏の奥さんの身元を漏らした。この事件に関与したと自白したのがアーミテージ。しかし彼は替え玉で、真犯人はチェイニーだったと言われている

 

岩上「アーミテージの権威は失墜した。このB級の人間に、日本の利権支配にしがみついている。これを未だに、日本の大手マスコミや財界がありがたがる、という悲しい構図がある」

 

岩上「そしてDeepNight2では、日本の核武装に切り込んだ」孫崎「以前は日本の核を規制していたが、今日本に核を持たせようとしているのは米国のタカ派。中国の核と相打ちさせようという戦略

 

孫崎「この本が売れたのは、まさに原発の影響。311前は、大手マスコミが揃えて同じ事を言っていたら真実だろう、という意識があった」

「同じように、官僚、財界、への信頼。それらがすべて崩れた。一般の人達が再稼働は良くないとわかっている。しかし未だに東大の先生が再稼働を推進している。そんな状況で、人々は真実を語る人を探している」

 

孫崎「増税のまやかし。1985年から、高額所得者と法人税が減った。現在の高額所得者の税と法人税を、1985年の水準に戻せば、事足りてしまう。増税は必要ない。これを国民は知らない」

 

孫崎「絶対に研究しなければならないのは、この1985年の中曽根政権。3つのことが起こった。1つ、財政政策で、金持ち&企業優先にシフトした。2つ、外交路線が対米追従に。3つ、労働組合。御用組合である連合に変化した」

 

岩上「この時期は、超円高とプラザ合意」孫崎「このプラザ合意で日本は失われた20年に突入する。米国は日本の生産分野を一つ一つ潰していたが、手っ取り早く円高にしてしまえ、となった」

 

孫崎「米国以外にも円高になったため、日本のものが売れなくなり、海外移転が相次ぐ。日本の産業空洞化が始まった。当時の政権はここまで予測ができなかった。甘い見通しだった」

 

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岩上「この『戦後史の正体』とはどういう本なのか?」

孫崎「簡単に言うと、日本には日本の国益を考える人達がいた、そして、その人達はことごとく潰されてきた」

 

孫崎「あまりにも、日本人は事実を知らない。その例を一つ。1945年の9月2日のミズーリ号での降伏文書調印の場でかけられている星条旗は、ペリー来航時のもの。この流れが、菅の『第三の開国』発言につながる

 

孫崎「降伏文書には『米最高司令官にすべて従う』と書かれている。米国はこの時、公用語を英語に、通貨を米国の軍票に、裁判権を米国に、という条件を認めるよう指示してきた」

 

孫崎「普通はこの条件をのんでしまう所だったが、これを米国側につっぱねて、破棄させたのが、重光葵彼は日本を守った英雄として銅像がたてられても良いところだが、彼は公職追放に」

 

孫崎「米国と渡り合ってきたといわれている吉田茂。しかし彼は連合軍のウィロビーに合う時に、『帝国ホテルの裏庭から忍ぶようにやってきた』とウィロビー自身の本で、ホテル支配人の証言として記載。隷属の姿勢」

 

孫崎「なぜ今『戦後史の正体』か。2009年の政権交代では、これまでの自民党政権と違い、国民の生活を考えた政治を誰もが期待した。しかし今、野田さんがやっている事は、真逆の国民無視の政治

 

孫崎「なぜこうなったのか。それは鳩山・小沢の追放。これは彼ら個人の要因ではない。歴史を見ると、米軍問題と自主を唱えた人々は、次々と排除されてきた

 

孫崎「排除は、米国が直接手を下すことなく、日本の検察とマスコミの連携によって排除されてきた。この歴史を知ることで、米国の支配の構図が見えてくる」

 

孫崎「『日米地位協定』を読んだ人は少ないと思うが、そこには『日本に裁判権を認めるが、相手国が重大な関心を寄せる場合は、それに配慮して裁判を行う』と書いてある」岩上「要は日本の裁判は米国の干渉下にあるということ」

孫崎「日本の自主グループの一人だった、石橋湛山。占領時、日本は米軍の駐留費を負担してた。1946年当時で日本の予算の32。これを食糧に回せば、当時の国民は飢えることはなかった。米軍の食糧援助も必要なかった」

 

孫崎「ここで、石橋湛山はこの米軍駐留費のカットを要求した。これで石橋湛山は首を切られる。彼は一人が倒れても、二の矢三の矢が出てくればいづれは…と期待した」

 

孫崎「しかし、その後石橋湛山の元に集まったのはたった3人だった。ここで彼をサポートしたのが石田博英。三宅雪子議員の祖父」

「三宅雪子氏の話をもう一つ。彼女の父親、三宅和助。元外務省のエジプト大使だった。彼も自主独立を訴えた人物だった。対米自立の血はつながっている」

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孫崎「最近Amazonで面白い現象が起こった。出版社がこの本の新聞広告を出した。するとランキングが下がった」

 

孫崎「現在『ポストアメリカーナ後の世界』というテーマで本を書いている。ポストアメリカーナで、世界秩序は維持出来るのか。私の結論はポストアメリカーナこそ、平和になる

 

孫崎「ポストアメリカーナに向かう世界。今、大きな戦争は起きなくなってきている。911以前、テロの数は減ってきていた。つまり、米国が他国に介入しなければ平和になる」

 

岩上「オリンピック後、日本のマスコミは領土問題一色。竹島・尖閣・北方領土の『実効支配』について、理解していない人が多い。なぜ尖閣で騒ぎを起こして『係争地』にするのか。せっかく実効支配しててるのに

 

岩上「尖閣に『上陸』する議員がいるとか。なぜ『上陸』というのか。日本の領土なのに。『上陸』というなら竹島と北方領土に『上陸』しろと言いたい。もちろん拿捕されるが。尖閣だったら何も危険はない」

 

孫崎「一番重要なのは『棚上げ』というのは、日本の国益にかなっているということ」

 

孫崎「領土問題が何に利用されるか。『李明博の竹島上陸は自分の人気取り』というのを納得する人が多いと思う。では、それを尖閣における石原都知事に置き換えると? 彼はそれまで政治的に死に体だった」

 

岩上「新たな戦前の始まり。極東における紛争の準備段階。ACTA、秘密保全法、共謀罪…まさに治安維持法。それを望んでいる人達がいる」

 

岩上「アーミテージレポートについて」孫崎「戦争、TPP、原発、消費税増税はすべて繋がっていることがわかる」

岩上「今回のアーミテージレポートは、エネルギー同盟に力点を置いている。なぜ安保屋がエネルギーなのか?」

 

孫崎「米国は脱中東、脱石油を言い出した。なぜか?今、米国の中東政策の柱はイスラエルとの連携。イスラエル的には、米国が脱サウジをしなければ、全てイスラエルのものにならない」

孫崎「米国は、ホルムズ海峡で何かが起こっても、大した問題ではない。米国の中東へのエネルギー依存度は5くらい。これを日本は真剣に考えなければならない。」

 

日本にとっては重要なので、鳩山さんはイランへ接近した。イランにとって信頼できるのは日本。現在安保理5カ国とドイツが、イランどうするか決める。ドイツが入れるなら日本も入れる。日本は独自でチャンネルを作るべき」

 

孫崎「ペリーは、西に延びる権益確保のために来た。創刊時のNYタイムズには『日本は鎖国の壁の中に宝物を隠す権利はない』と書かれている。TPPはこの延長線上にあるもの」

【引用終了】

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