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輸出で黒字を蓄積したはずの植民地時代のインド。

通貨ルピーが、インド国内の投資に使われずに、ポンド資産を取得することによりイギリスに流出

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輸出で黒字を蓄積したはずの戦後日本

通貨円が、日本国内の投資に使われずに、ドル資産(米国債)を取得することによりアメリカに流出

円高でせっかく稼いだドル資産が大きく目減りする

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戦前日本

第一次大戦中、日本が大きな黒字を計上。多額のドルの輸出代金を抱えた。

ドルを円に交換しようとして、円高に。

円高を嫌って多額のドルをそのまま抱えると、今度はデフレ

【石橋湛山】

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◆植民地時代のインドと似た現在の日本:「黒字亡国」

目黒川の畔にて

October 15, 2006

http://tokyo-nagano.txt-nifty.com/smutai/2006/10/post_9e2e.html

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【引用開始】

三國陽夫さんという格付け会社三國事務所の代表者

・・・略・・・

その三國さんが昨年末に「黒字亡国」(文春新書)を出版され、私も拝読する機会がありました。現在の日本社会のデフレ経済を歴史的観点、比較史観で的確に分析し、処方箋として、対米黒字を減らし、日本人が稼いだ金を米国にドルで預けて彼らに好き勝手に使われるのではなく、国民生活の豊かさのために使いなさい、でないと、米国から資金回収は出来ないどころか、円高でせっかく稼いだドル資産が大きく目減りすることになりかねませんよ、という警鐘論文です。

 

今日と同じ事態は、実は日本の歴史上でもあったのであり、「アメリカが第一次大戦中に金の輸出を禁止している間に、日本が大きな黒字を計上し、同時に多額のドルの輸出代金を抱えた。金と切り離されて、いわば紙切れ同然となったドルの輸出代金を円に交換しようとすると、円の為替レートが大きく切り上がった。円高を嫌って多額のドルをそのまま抱えると、今度はデフレ効果が現れた」と石橋湛山が1929年の「金輸出解禁史」(東洋経済新報)で書いているのだそうです。

・・・略・・・

英国の植民地だった頃のインドも同じ状況だった歴史とその分析が紹介されています。(「英連邦銀行制度」(W.F.クリック編)、「インドの歴史」(ジョン・キイ)から)

 

・植民地がロンドンでポンド資産を運用するために自国通貨の預金を充てることは、植民地にとって負担になりうる。
・植民地にとって国際収支の黒字を出すことは、手取り資金をロンドンでポンド資産で運用することであり、もし資金をポンド資産で運用しないのであれば、その手取り資金は植民地国内で経済・社会発展に使うことが出来たのかも知れなかった。
・イギリスの植民地だったインドの通貨ルピーが、19世紀末から20世紀前半にかけてインド国内の工業化のための投資に使われずに、ポンド資産を取得することによりイギリスに流出してしまった。
・植民地の生産物を宗主国の通貨で取得することは何を意味するのか。植民地から宗主国に富を互恵的かつ合法的に移転する。しかも植民地の人に気づかれずに富を吸い上げるメカニズムがあった。
・すなわち、労働による生産物をほとんど無価値の紙切れと交換するという商取引である。植民地の輸出産業は栄えるが、それからはずれた国内経済は富の移転によって疲弊していく。
輸出で黒字を蓄積したはずのインドは結局、その黒字にふさわしい恩恵を受けることもなく、輸入国の英国だけが繁栄を謳歌した。輸出国インドは経済が低迷したばかりか、慢性的なデフレに悩まされ、このことをインドの独立運動家は、「国外流出」と呼んでいた。

 

三國さんは、宗主国を米国、植民地を日本に置き換えた比較を行っています。

「現在の米国と日本の関係に当てはまる。」

「米国は日本から経済的な富をドルで支払って移転しているのであって、富を一方的に吸い上げて移転しているのではないが、日本が稼いだドルは米国で預金していることにより、それは米国の経済発展のために使われることになっている。」

「当時の植民地インドと同じく、植民地日本はドルに支配されてやはり黒字に見合った富を宗主国アメリカに吸い上げられているといっても過言ではない。」

・・・略・・・

【引用終了】

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対米黒字という幻想

日暮れて途遠し

 2006-02-01 21:22:19

http://blog.goo.ne.jp/taraoaks624/e/e27411be492c997b9cbc5b1b6443bd72

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【引用開始】

・・・略・・・

大赤字の米国に日本から銀行融資や証券投資などで資全が流れ、外資の懐に入って、今度は逆流して日本が買われている。
不動産バブルと言われる米国の住宅ブームも、ジャパンマネーが回り回って支えている。
「植民地時代のインドは英国との貿易で常に黒字だった」。

アナリストの三国陽夫氏はこう指摘する。
インドは香辛料などを輸出して宗主国の英国から大幅な黒字を稼いだが、支払いは英国通貨のポンドで、ロンドンの銀行に預けられた。インド人の汗と涙で稼ぎ出した貿易黒字は帳簿の上だけだった。英国企業に融資され、宗主国の投資や消費を活発にした。英国人はインドの産物と資金で一段と豊かな暮らしを実現した、という。
三国さんは近著「黒字亡国」で、いまの日米関係が植民地時代のインドと英国の関係に酷似していることを丹念に描き、対米黒字が日本にデフレを引き起こしている」と説いている。
楯民地インドと同様に、曰本は稼いだカネを米国に置いてきている。

・・・略・・・

【引用終了】

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