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放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響(2) ― チェルノブイリ原発事故被曝の病理データ/ユーリ.I.バンダジェフスキー/合同出版/2011年
http://blogs.yahoo.co.jp/tukusinkai/36582177.html
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【引用開始】
突然死の99%の人に、
セシウムの濃縮が見られています。
第二章 放射性セシウムの体内への取り込みが引き起こす基本的な病変とその形成機能
放射性セシウムが人体の臓器や組織に取り込まれると、明らかな組織的代謝的変化が起こり、ここの臓器の異常と生体全体の疾患を伴うようになる。放射性セシウムは、重要臓器や組織に進入するので、体内にセシウムが少量でも取り込まれると、生体にとって脅威となることは避けられない。
・・・・・生体内への放射性セシウムの取り込みを考慮しながら実施した臨床的な調査と動物実験によって、いくつかの臓器と組織におきる典型的な病変が明らかになった。
1.心血管系
チェルノブイリ事故後、突然死したゴメリ州の患者の倍検標本を検査したところ、99%の症状で心筋異常が存在することが明らかになった。とくに注意すべき所見は、びまん性の心筋細胞の異常で、これはジストロフィー病変と壊死の形態をとり、毒作用が働いている証拠である。
この病理学的変化に付随して、高濃度のセシウム137(およそ26Bq/㎏)が、心筋に取り込まれていることがわかった。慢性心疾患の場合になると、心臓中のセシウム137の濃度は136.8±33.126Bq/㎏と、数倍になる。
(このデータは、ゴメリ医大の123件の死亡患者と、285件の突然死の患者に対して病理的な形態調査と放射性元素の計測を行い、その結果を分析して出した)このデータはセシウム137が、心筋組織の異常に関与している証拠である。
(P.17~18より抜粋)
【引用終了】
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