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2012/1/2,8 【震災後の日本と世界】 ジョン・ダワー ガバン・マコーマック
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震災後の日本と世界 1/2  ジョン・ダワー ガバン… 投稿者 JKzappa


震災後の日本と世界 2/2 ガバン・マコーマック… 投稿者 JKzappa

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◆震災後の日本と世界 1/2  ジョン・ダワー ガバン・マコーマック 投稿者 JKzappa
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 震災・原発事故は、日本に大きな転換点を作った。大きな変化は突然のカタストロフィーではじまることが多い。日本社会のあり方が変わらざるを得ない。変えられるかもしれないと考え行動する若者が増えてきたという。

 グランド・ゼロとは1945年、核の爆心地につけられていた言葉だった。しかし、911から違う意味で使われ始めた。アメリカがしてきた歴史を消してしまった。WTA世界貿易センタービル跡地では、メモリアルプールサイドに犠牲者2983人の名前が刻まれた。記念碑は被害者に焦点を当てている。

 だが、アメリカの加害の歴史はどうなるのか? アメリカはその報復として、2003年イラク戦争を始めた。だが、戦争の根拠だった、大量殺戮兵器は存在せず、イラクの10万人以上が犠牲となった。

 国家が被害者としてのモニュメントを造ると、加害者としての歴史を覆い隠してしまうことがある。実はアメリカ自身が世界最大の核兵器の「対テロ戦争」は兵器を開発する人にとっては莫大な利益を生み出している。

 第二次世界大戦の経験があるにも関わらず、日本はアメリカに追随している。平和や民主主義を主張してきた日本が、戦争に加担し、平和を訴える声が小さくなってしまった。

 一方、ニューヨークのウォールストリートのオキュパイ「占拠」運動は中東の民主化運動「アラブの春」から刺激されたものだ。世界の1%が99%を支配してめちゃくちゃにした。グローバル化によって一部に独占された富を取り戻そうと訴えた。

 民主主義もまた、一部に占拠され、経時・政治・金融も占領されている。

 日本研究の第一人者、ジョン・ダワー氏(米)とガバン・マコーマック(豪)が、震災後の日本と世界への眼を、視点を語る。
 ウォールストリート占領運動では、編集者のトム・エンゲルハートさんがその現実と意義、世界への可能性について語る。
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◆震災後の日本と世界 2/2 ガバン・マコーマック ジョン・ダワー 投稿者 JKzappa
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 「沖縄の原則とは『 ぬちどぅ宝 』。沖縄の言葉で、命は尊いという意味です。これは武器や暴力を嫌う沖縄人の表現です」と語り、20年間沖縄へ通うとマコーマックさん。
「沖繩は、国家に抵抗する市民お民主主義の力を見られる場所です。

 ここでは、県全体が抵抗しています。だから日本とアメリカという地球上で最も強大な2つの国が、この小さな県に対して政策をおしつけららないのです。私は、沖繩では人々が歴史をつくっていると思います」

 普天間基地移設予定地辺野古沿岸部。キャンプシュワブゲート前で毎週訴える、建設業者の渡具知さん。

 マコーマックさんの滞在中、北部東村高江では米軍ヘリパッド建設の強行がされようとした。高江を訪れるマコーマックさん。年間6000人の兵士がこの森で訓練を行っている。
1996年北部訓練場は部分的に返還されることに。ただし、ヘリパッドの機能を高江周辺に集中的に移転する条件付き。 それまで政治運動にかかわったことのない安次嶺さんらは現場から抵抗を続けてきた。

 人口160人の高江を囲むように6つのヘリパッドを建設し、墜落の危険を伴うというオスプレイ配備も検討されている。(検討されているのでなく配備)市民運動などしたことのない住民が建設反対に座り込みを始めた。
守りたいのは自分たちの暮らしと自然。 彼らは国家レベルのの安全保障についえは語らない。 語るのはここは民主主義の国なのだから、 住民がいらないと言うなら新しい基地は要らないということ。

 安次嶺さん「福島からの移住者がたくさんいる。 来たくても来れない人いっぱいいる。 原発を田舎のほうに建てて、絶対安全ですと言ってたのに地震でもろくも崩れた。 田舎の弱みにつけこむ、原発も基地も中身は一緒」

 福島と沖縄、 国家の骨格作る時、官僚が決めたこと、 「東北を東京の消費のため原子力エネルギーの精算拠点にしよう。 沖縄は防御のための場所としよう」と。

 2011年は、3・11東北大震災と原発禍、9・11同時多発テロから10年、ソビエト連邦崩壊から20年という節目。日本の基盤を揺るがす災害事故や世界の枠組みが激変してゆく中で2012年が幕を開ける。

 マコーマック氏は「日本と世界の未来を考える上で今最も重要な場所」を訪問。
日本と世界の未来に向けてグローバルスケールのメッセージを伝える。
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◆ジョン・ダワー(米):著作『敗北を抱きしめて』で、敗戦直後の日本の社会構造とメンタリティーを描きだし、ピューリッツァー賞を受賞。
◆ガバン・マコーマック(豪):日本と東アジア研究の第一人者として世界の主要メディアで、「フクシマ」以降の日本の問題を論評し続けています。

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◆ジョン・ダワー:著書

◇Empire and Aftermath: Yoshida Shigeru and the Japanese Experience, 1878-1954, (Harvard University Press, 1979).

大窪愿二訳『吉田茂とその時代(上・下)』(TBSブリタニカ1981年中央公論社[中公文庫], 1991年)

◇Japanese History & Culture from Ancient to Modern Times: Seven Basic Bibliographies, (Manchester University Press, 1986).

◇War without Mercy: Race and Power in the Pacific War, (Faber and Faber, 1986).

斎藤元一訳『人種偏見――太平洋戦争に見る日米摩擦の底流』(TBSブリタニカ, 1987年

改題『容赦なき戦争――太平洋戦争における人種差別』(平凡社[平凡社ライブラリー], 2001年)

◇Japan in War and Peace: Selected Essays, (W. W. Norton, 1993).

「昭和:戦争と平和の日本」みすず書房、2010年

◇Embracing Defeat: Japan in the Wake of World War II, (W. W. Norton, 1999).

三浦陽一高杉忠明田代泰子訳『敗北を抱きしめて――第二次大戦後の日本人(上・下)』(岩波書店2001年/増補版, 2004年)

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◆ガバン・マコーマック:著書

◇Chang Tso-lin in Northeast China, 1911-1928: China, Japan, and the Manchurian Idea, (Stanford University Press, 1977).

◇Cold War, Hot War: An Australian Perspective on the Korean War, (Hale & Iremonger, 1983).

鄭敬謨金井和子訳『侵略の舞台裏――朝鮮戦争の真実』(シアレヒム社, 1990年)

◇The Emptiness of Japanese Affluence, (M. E. Sharpe, 1996).

松居弘道松村博訳『空虚な楽園――戦後日本の再検討』(みすず書房, 1998年)

◇Target North Korea: Pushing North Korea to the Brink of Nuclear Catastrophe, (Nation Books, 2004).

吉永ふさ子訳『北朝鮮をどう考えるのか――冷戦のトラウマを越えて』(平凡社, 2004年)

◇Client State: Japan in the American Embrace, (Verso, 2007).

新田準訳『属国――米国の抱擁とアジアでの孤立』(凱風社, 2008年)

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